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Toppics

まだほんの少し解け残る雪のしたから 何もなかったように つくつく芽吹く  あたらしいいのち 雪がとけ始めたとたんに 秋の終わりの花壇が くたびれはてた素顔のように ...どんなんや(笑) 雪で倒れた花壇の柵を新しくして、枯れ木みたく残った残骸を刈り込んで、つくつく顔を出した球根の芽をいためないように草取りを 「越冬したん?」なんて思えるくらいのびている雑草、久しぶりに鎌を握って  土をさわっていたら  いろんな事が少し小さくみえました  「また来る春になにをする?」 あたたかな太陽の光に「ありがとう」とつぶやいて  ぼちぼちいきましょか~

レディージェーン


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はじめて植えた
レディジェーン

すごく小さな球根から スリムな葉っぱ スリムなつぼみ
その他チューリップ花壇の中
「存在感」たっぷり

花がある人って
作りが違うんだね
はじめから
 
こじゃれて素敵な
「レディジェーン」

花があるよねぇ〜
っていうか「花」だけど

保育園の学習発表会、さるかに合戦の「猿」の役。「主役だからね」っていわれても
母さんがトレーナにつけてくれた「ピンクのリボン」は、先生が付けてくれた茶色のスパッツの「尻尾」に「茶色のトレーナー」が映えるように。

もらえたセリフは
「にぎりめしと柿の種ととりかえっこして、そんしたなぁ」
言うのと一緒に右のかかとと、親指をたてて右手を前に出す。

ある日、休んでいたあけみちゃんが現れて「さるかに合戦」の前に披露する「うらしまたろう」にいきなり出演。きれいな衣装につつまれて、まぶしく光る「乙姫様」。

あけみちゃんはデザインの学校に進んで布地のデザイナーになった。
茶色いトレーナが似合う私は、ネコと二人暮らしをしながら、なんだかお花の話を書いている。そして、ふたりともいいほど「おばさん」になった。

人にはそれぞれの生き方があり、いくつもの「花」を咲かせたり育てたりしながら老いていくんだろう。そして私は、遠くへいってしまったあの人が、いつか迎えに来てくれることをしっかりと信じながら、この春も芽吹いた花たちに感謝する。
遠くへいってしまった人々に、私の花壇が見えますように。

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